2010年12月2日木曜日

会社創業時のにがい思い出






師走になり、近所のイチョウの黄色い葉が散り始めました。





ところで、NHKの坂本龍馬も終わりましたね。それで、なんとなく高杉晋作について知りたくなり、池宮彰一郞の『高杉晋作』を読んだところです。


ちょっと驚いたのは「人間は、艱難は共にできるが、富貴は共にできない」という言葉が高杉晋作の言葉だったことです。


この言葉を引き合いに出して、会社創業は一人でした方がいい。友達や親しい人と一緒に創業すると、後で必ず問題が起こる、と何度も言われてきました。


私は創業は一人でしましたが、創業後間もなく学生時代の友達を誘って会社を助けてもらいました。


友達は約5~6年一緒に働いて、会社にお客様がついて少しなんとかなりだしたときに去っていきました。


要するに、最初に友達を誘ったこと自体が間違っていたのです。


自分の間違いで親友を失い、相手にもつらい思いをさせ、会社創業以来一番にがい思い出です。


親しい経営者仲間からたまに同じような話を聞き、つらそうな仲間の顔が目に浮かびます。


高杉晋作を読んで、久しぶりに創業時のにがい思いが記憶によみがえりました。