2011年3月28日月曜日

三陸のかにと震災


3月11日の地震からすでに2週間以上が経過しました。


相変わらず被災地では悲惨な状況が続いています。


私は地震の前に、三陸にかにを注文していました。前払いでした。


地震の次の日に届くことになっていたのですが、かには来ませんでした。


しばらくたって「地震で工場も本社も津波で流されてしまったので、かには送れない。返金したいので口座番号を教えてほしい」とのメールが入りました。


そこで、「返金の必要はないので少額ではあるけれども復興資金の足しにしてほしい」と返信しました。


相手からお礼の電話がかかってきました。 復興を待って、そのときにまたかにを注文するので頑張ってください、と言うと電話口で泣いていました。


私たちには小さなことしかできません。


仲間は皆、節電と義援金の他に、それぞれ日本を元気にするために平常の経済活動を続ける努力をしたり、部隊を組織してボランティアとして被災地で活動している人もいます。


今、私のすべきことは会社をしっかり経営して、息長く義援金を送り続けることだろうと思っています。

2011年3月18日金曜日

今こそ奮闘のとき




東北関東大震災で被害に遭われた方にお見舞いを申し上げるとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。


早いもので、地震からもう一週間たちました。

社内は節電中である点と、一部の社員が在宅勤務中であることを除けば、緊張状態の中で業務を継続しています。


ただし、非常時は人の心が透けて見えます。

勇気ある人、逃げる人、普段の言葉とは違った行動を取る人、また普段の言葉通りの行動を取れる人、さまざまです。


多くの外国人が西に移動したり、国外退去をしたりと素早く動いていますが、これを見て動揺する日本人も多いようです。


でも、日本の非常時に日本人として奮闘しなければいつ国のために働くことができるでしょうか。


とりあえず、義捐金箱を作り、3月末までに社員が献金した額と同額を会社が献金をすることから始めます。息の長い支援を続けられればいいと思っています。


今日も冷えて雪の降る東北で被災している方、そして福島の原発で必死の作業をしている方のご無事を祈っています。


2011年3月7日月曜日

工場見学





AQUOSを製造しているSHARP亀山工場(三重県)の見学に行ってきました。



ロボットが動く製造工程とその技術に日本人として感動をおぼえると同時に、これだけの技術を持っているのに、国に元気のないのがくやしくてなりません。


108型の液晶パネルを運搬できるエレベーターは63人乗り。


この大エレベーターに乗って上に行き、小窓から工場内をのぞかせてもらいました。


小窓は液晶パネルのように2枚のガラスの間に液晶が入っていて、光の当て方ですぐ何も見えなくなります。


3Dのテレビや、これから発売される3方向に異なる映像を同時表示するトリプルビュー液晶のカーナビなど、新製品が展示されていました。


トリプルビューのカーナビは、向かって右側は運転手用のカーナビ、左側は助手席用の映像、真中は後部座席用というわけです。


そこまでして見たい?





当日の昼食は、亀山のお肉屋さんで松坂牛の石焼き。




工場見学のためアルコールは禁止。


でも、松阪牛をお茶で、というのはあまりにも残念でノンアルコールビールを注文しました。


アルコールという名前でその気になって騒いでいる人がいましたが、私もその一人。


ということで、産業スパイが横行するご時世ではめったにない貴重な体験をして、この国の技術に対する誇りと勇気をもらってきました。