GoogleやYahooで機械翻訳を試した方は多いと思います。
ところで、最近話題になっている東北観光博のWebサイト誤訳事件をご存じですか。
このWebサイトの日本語に、ある機械翻訳の会社(C社)が機械翻訳をかけてアップしました。
ところが、ポストエディティングを行わずにアップしたため誤訳だらけで、Webサイトは一時的閉鎖に追い込まれた事件です。
この事件に対する翻訳者の反応は一般的に「怒り」です。
要するに、「自分たちは一生懸命になんとかいい翻訳を提供しようとして頑張っているのに、こういう事件があると翻訳のイメージダウンになる」というものです。
たしかにそうです。
でも、C社が一方的に悪いかどうかは、わからないですね。
お客様との契約内容がまったくわからないため、判断のしようがないです。
ただし、C社の最近までのセールスポイントは、たくさんの自治体のWebサイトを機械翻訳で行っている、というものでした。
その旨がC社Webサイトで宣伝されていたのが、事件後消されているのはひっかかります。。。
でもこの事件で、だから機械翻訳はだめだと結論付けないでください。
どんなものでも、使い方と使う場所です。