2012年5月11日金曜日

映画「わが母の記」

井上靖の自伝的小説の映画化「わが母の記」。





中伊豆の風景と認知症の母を演じた樹木希林が見事でした。







私も87歳の母が身近にいるので、認知症は人ごとではないのです。

井上靖の小説を読んだことはないのですが、母に捨てられたという怨念が井上靖の小説を書く原動力になっていたのですね。

でも、実は捨てられたのではなく、お母さんは息子のことを思い、愛していたのです。

もし、井上靖の認識が異なっていれば、作家になることはできなかったかもしれません。

どちらがよいかはわかりませんが。。。

ところで、5月の連休に伊豆に行ったついでに、井上靖の生家のあった湯ヶ島に行ってきました。





映画の風景を目の前にするとなんだか嬉しくなります。

新緑が見事でした。