2012年7月20日金曜日

パン屋での出来事

近所に関口パンという、おいしいパン屋があります。

このパン屋には、パン、サンドイッチ、スープ、ピザ等が置いてあり、いつも満員です。

週末に、このパン屋に行ったときです。



小学校低学年の女の子が自分でピザの一切れを取ろうとし、床に落としてしまいました。




両親が一緒でした。

ピザが床に落ちてつぶれたのを見た両親が、何をしたと思います?

まず女の子に、「だから言ったでしょ」と言って、店員を呼びました。

母親は、落ちたピザの後片づけを頼み、自分は新しいピザを取ってレジに行ってしまったのです。

女の子は皆の前で失敗をしたので恥ずかしく、下を向いたまま。

この女の子は、

迷惑をかけたので、床の掃除をしている店員にあやまらなければならないことを教えてもらえなかった。

失敗は誰でもするが、その後が大切である、ということを教えてもらえなかった。

何が悪かったかも教えてもらえなかった。

しかも、人に迷惑をかけることは悪いことではない、償いをする必要もないという教育を受けた。

今、大津のいじめ問題が毎日のように報道されていますが、行きつくところは家庭の教育。

小さなことの積重ねが人間を作りますが、こんな親を作った責任の一端が我々団塊の世代にもあります。

なさけない光景でした。