2016年5月13日金曜日

『嫌われる勇気』

以前から、アルフレッド アドラーの「アドラー心理学」について知りたいと漠然と思っていました。




そこで連休中に、『嫌われる勇気』と『幸せになる勇気』を読んでみました。

中には納得できない、理解できない考え方もあります。

それでも、いくつかの考え方に共鳴したので、そのうち2つを紹介します。





「課題の分離」と「人生のいま」に対する考え方です。

まず、「課題の分離」とは、人の課題と自分の課題を分離し、他者の課題に踏み込まない、という考え方。

自分にできることは「信じる最善の道を選ぶ」ことで、その結果についての他者の評価は他者の課題であって、自分の課題ではない。

この考え方ができると、人は自由になり、樂になるかもしれません。

次に「人生とは連続する刹那であり、過去も未来も存在しない」という考え方。

つまり、過去や未来は、「いま、ここ」にはなんの関係もない、という考え方。

ここまで徹底できる自信はありませんが、基本的にこの考え方は理解できます。

私にはアドラー心理学について書く資格はないのですが、少なくとも『嫌われる勇気』は手に取る価値のある本だと思います。

「新しい世界」が広がるかもしれませんし、「なんだこれは」と思うかもしれません。

どちらにしても、こういう考え方があるということを知ることは、「いま、ここ」ではなくともいつか役立ちそうです。