先日三越で陶芸家の左次郎さんが個展を開きました。
初めて左次郎さんの九州の工房を訪ねてから、もう10年近くになります。
ナビをつけていても3人に2人は迷うという山の中の工房で左次郎さんに会ったとき、印象に残ったのはぎらぎらした目でした。
その後、左次郎さんが困難な時を経て韓国に渡り、また日本に戻って来たとの噂を聞きました。
今度、三越で会った左次郎さんはやせて、深い目をしていました。
そして、展示されているお茶の茶碗に100万近い値段がつき、しかも半分近くが売約済みになっていました。
目は口ほどに物を言うといいますが、左次郎さんの目がすべてを語っています。
苦しい時を経て、輝いている左次郎さんとの嬉しい再会でした。