2012年6月8日金曜日

翻訳の世界におけるプロと素人の境界は?

私の若いときのあこがれの女性、鳥飼久美子さんの講演を聞いてきました。

タイトルは、「翻訳者/通訳者の役割」。




ミーハーな私が写真をお願いして、仲間も参加。





ここ数年、crowdsourcingという手法が翻訳の世界に取り入れられています。

翻訳の世界でcrowdsourcingに参加する人は、素人が楽しみながら自分の腕をみがく場合が多いようです。

そこで、通訳でも翻訳でもプロと素人の境は何なのでしょうか。

語学が得意な人が皆、プロになれるわけではありません。

プロの通訳者にはフレキシビリティと即時に判断できる力、そしてプロの翻訳者には生まれながらの文章力と専門知識が必要です。

通訳者も翻訳者も、その生まれ育った環境のなかで育まれた価値観、信念も、結果に影響を与えるとのこと。

もちろん、それぞれの職業の規範を身につけていることも、大切なプロの条件です。

答えは出ていないのですが、自立という面からではなく、通訳論、翻訳論からのアプローチに非常に興味をひかれた講演でした。