最近、亡くなった父親に向けた高校生の息子の弔辞が紹介されている記事を読みました。
「二十歳になったら『一緒に酒を飲もう』って言ってたのに、まだ三年半もある。クソ親父と思ったこともあったけど、大好きだった」
私の心に残っている弔辞は、同じ翻訳業界のH社長の言葉です。
もう20年近く前になりますが、H社長に誘っていただきN先生の勉強会に参加しました。
経営とは何かを教えてくださった、素晴らしい先生でした。
N先生が亡くなられ、告別式で弔辞を述べられたのがH社長でした。
覚えているのは、H社長が自分の言葉で、N先生に対する感謝と亡くなられたことに対する痛切な思いを述べられたこと。
そして、N先生が教えてくださった「自灯明、法灯明」を守って生きていく、という弔辞でした。
H社長も亡くなられましたが、N先生の教えを守って生きられたのだと思います。