2014年11月14日金曜日

マッサン


マッサンこと竹鶴政孝の生涯がNHKの朝ドラになっています。

ニッカにとっては、数千億相当の宣伝効果がある番組です。

先日、ある勉強会で、このニッカ創業者が取り上げられました。

竹鶴さんは、ウィスキー造りという夢に生きた人でした。

ウィスキーは蒸留して5~10年以上木樽の中で熟成させないと原酒になりません。

ということは、投資をしてその回収が最低でも5年以上かかるということです。

その間、お金をかせぐためにやった事業はことごとく失敗。

大変さは想像の域を超えています。

支払サイトが60日以上だとがっかりするのとはスケールが違います。

豊かさと夢は逆相関で、社会が豊かになると夢はしぼむと言われています。

たしかに以前、欲しいものが特にないと言っていた若い社員がいて、びっくりしたことがあります。

松下幸之助は「夢をもつことは重荷を背負うことだ」と指摘していますが、たとえ重荷を背負っても、夢を持ち続けることができれば幸せな人生ですね。