マッサンこと竹鶴政孝の生涯がNHKの朝ドラになっています。
ニッカにとっては、数千億相当の宣伝効果がある番組です。
先日、ある勉強会で、このニッカ創業者が取り上げられました。
竹鶴さんは、ウィスキー造りという夢に生きた人でした。
ウィスキーは蒸留して5~10年以上木樽の中で熟成させないと原酒になりません。
ということは、投資をしてその回収が最低でも5年以上かかるということです。
その間、お金をかせぐためにやった事業はことごとく失敗。
大変さは想像の域を超えています。
支払サイトが60日以上だとがっかりするのとはスケールが違います。
豊かさと夢は逆相関で、社会が豊かになると夢はしぼむと言われています。
たしかに以前、欲しいものが特にないと言っていた若い社員がいて、びっくりしたことがあります。
松下幸之助は「夢をもつことは重荷を背負うことだ」と指摘していますが、たとえ重荷を背負っても、夢を持ち続けることができれば幸せな人生ですね。