2017年2月10日金曜日

安部龍太郎







安倍龍太郎の『徳川家康』がおもしろい。

第一巻が出版されたばかりです。







司馬遼太郎以降の歴史小説は、司馬遼さんの歴史観が反映されています。

ところが、安倍龍太郎の視点は斬新。

この時代「経済の覇者が天下を制する」という視点。

家康の天下取りの始まりは、三方ケ原における敗戦でした。

このときの「死んだ者たちに恥じぬ大将となるために新しく生まれ変わる」という決意。

家康が狸おやじになるまでには、まだまだ試錬が待っています。

第二巻以降の出版には、まだまだ時間がかかるようです。

我慢強く待つのみ。