2008年10月10日金曜日

評価について

先日知人のコンサルタントの先生から稲盛和夫氏の『人を生かす』という本をいただいた。経営に関する問答集で、経営者の質問に対して稲盛氏が答えるという形式をとっている。


社内の新人事制度が運用されてからちょうど1年たつが、評価は永遠の課題である。


『人を生かす』という本の中にも「みんなが納得する評価法はあるか」という項目があるが、稲盛氏の答えは、「評価は本当に難しい。トップは心理学者にならなければならない。ルールだけに頼らず心血をそそいで社員を見よ」というもので、思いあたることがある。


KIでは、役割遂行評価という制度を採用している。ルール上は大きな点を得ることはなくとも、社員の優れた能力が発揮され、その結果会社に新たな可能性の道が開けた場合は、大きく評価したい。


全員が満足する評価方法はないと思うが、ちょっと油断をすると見逃してしまいそうなこともきっちりと見て、人を生かしていきたい。