2008年10月24日金曜日

翻訳祭

10月22日(水)に(社)日本翻訳連盟の翻訳祭が開催された。


(社)日本翻訳連盟の活動に参加していたのはもう十数年前になり、その後業界の集まりにはほとんど出席していなかった。業界の集まりから遠ざかった一番の理由は、ビジネス上の問題もあったが、それよりも自分の力不足で業界の発展に貢献しているとはどうしても思えなくなったためであった。


ところが今年、ある会で親しくしている翻訳会社の社長から、翻訳祭の実行委員長をやるので手伝って、と言われたのがきっかけで、久しぶりに業界団体でのお手伝いをした。


今回の翻訳祭で特に感じたことは関係者と参加者の熱気であった。翻訳業界に若者が増え、厳しい中にも翻訳に対する熱意を感じた。


情報量の飛躍的増加に伴って、翻訳量も飛躍的に増えている。コストの高い日本での翻訳を避けて、海外で日本語への翻訳を行い、大事なドキュメントのみ日本で翻訳するという流れができつつある。


また、Open-Source Softwareの出現と、技術の学習ができる機会の提供をし、そのかわりに無料で翻訳をするというコミュニティーの育成と支援の例についても話題に上った。これも大きな流れになりつつある。


こういう変化の激しい環境を乗り切るためには、平凡ではあるが、企業理念を基盤にQCD (Quality, Cost, Delivery)での優位性と、変化に対する迅速な対応力の必要性を強く感じた。業界団体主催の素晴らしいイベントの企画と実行の一部を担い、貴重な経験であった。