2009年5月28日木曜日

盛岡



私の本籍は岩手県の盛岡です。結婚後の本籍なのですが、盛岡は市内の中央に北上川が流れている美しい町です。





結婚直後は東北弁が苦手で何を言われているのかわからず当惑しました。でも今はおまかせください。仕事ではあまり役に立ちませんが、東北弁の理解力という点ではなかなかのものと自負しています。


その盛岡で法事がありました。昔からのお寺に行ったのですが、門をくぐったときに少し違和感を抱いたのです。なんとなくいつもとどこか違います。


どうやら和尚さんが病気で代替わりし、新しい和尚さんの気配りが十分でないため、お寺に少し荒れた空気が漂っていたのです。


職場の空気もそうなのですが、日々の積み重ねが必ず表れてきます。新しい和尚さん、しっかりしてください。






法事の後の楽しみは食事です。盛岡は新鮮な素材が豊富で、今回は鉄板焼でした。なんといってもまずあわびです。








次は岩手の短角牛のロースとヒレです。短角牛は脂肪が普通の和牛より少ないのでヘルシーだといわれています。


ちょうどGold's Gymの「体脂肪減少キャンペーン」に正式にエントリーしたところなので、食事にはいつもより気を使っています。それでも、このチャンスを逃す手はないので、もりもり食べてしまいました。



私にとって盛岡は空気と水と食べ物がおいしい、いやしの場所です。故郷のない私には、今では盛岡が故郷です。


2009年5月19日火曜日

歌舞伎





歌舞伎座が取り壊されるということが決まっているため、「歌舞伎座さよなら公演 五月大歌舞伎」を見に行ってきました。






子供の頃から親の趣味で日本舞踊をやったり、大人になってからは三味線と長唄を少し習ったりと、歌舞伎の世界に違和感はありません。


ただ、歌舞伎座の座席の間隔が狭いのにはまいります。約5時間座っているのは苦痛です。相撲の桟敷と同じで、昔の日本人は小さかったことがよくわかります。


五月公演に出演した市川團十郎と私は同じ年に同じ大学を受験し、共通の知人がいたため、親近感があります。


同じ年なのに私はまだ試行錯誤が続いていて、團十郎は大病を経てますます役者ぶりがあがり、私は團十郎のファンになっているとは、時の流れを感じます。


ところで、私の周囲に多色刷りの人生を目指している方がいます。私もその後を追いかけて単色刷りでない人生を目指そうと思っています。


まずしっかりと仕事をして、本を読んで、友人と飲んで、ギターの弾き語りをして、ゴルフをして、ビーズを織って、映画を見て、歌舞伎を見て、と様々な色に染まった人生を理想としています。ただ、ますます時間欠乏症になって、走っている気がするときがあるのですが、これは仕方がないですね。



2009年5月14日木曜日

トホホのゴルフコンペとお誕生日




5月9日は私の誕生日です。偶然ですが、この日が所属している会の春の大コンペと重なりました。



参加者は87名でした。私の成績は84位で、コンペ後のパーティーで再びビリグループのテーブルに座ることになりました。

せっかく五十肩をなんとかゴルフができるまで治し、ビリテーブルからの脱出を図ったのですが、だめでした(泣)。

敗因は肩の痛みを怖がったためでもありますが、やはり約1年半ぶりのゴルフは練習不足でした。バンカーからボールが出なくて出なくて・・・(泣泣)。


ゴルフの成績は散々でしたが、87名の仲間がお誕生日のお祝いをしてくれました。「ハッピーバースデイ」を歌ったり、ハワイアンや自分で作詞作曲したお誕生日の歌、そして詩吟をお祝いに送ってくださった方もいます。プレゼントもいただいて、素晴らしいお誕生日でした。





KIでもお誕生日の人には、必ず全員でメッセージを書いたカードを送ることになっています。私も8日(金)に社員からカードをもらいました。




おかしかったのは、数少ないKIの女性社員の、「いつまでも元気で美しい社長でいてください。そして電子レンジを増やしてください」というメッセージでした。接続詞の「そして」の意味がよくわからないのですが、とりあえず電子レンジ購入の手続きをしました。


今年も無事にお誕生日を過ごせて感謝の気持ちで一杯です。

2009年5月7日木曜日

ダイビング





連休をしゃくなげとつつじが花盛りの伊豆で過ごしました。お天気に恵まれ、天城の新緑の木々の間に咲いている1万本以上のしゃくなげは見事でした。




伊豆はダイビングのライセンスを取った場所でもあります。100本以上潜りましたが、もう7~8年前にやめてしまいました。


やめた直接のきっかけは深海オタクのガイドに50mの深さまで連れていかれたときの恐怖ですが、実はダイビングはそれほど好きではなかったのかもしれません。


ところで、50mの深さの海の中を想像できますか。海の水は”とろ~り”として色が濃く”し~ん”としたなんともいえない世界でした。普通のダイバーが潜るのは30mくらいまでなので50mの世界は恐怖です。



ダイビングをやる人は、1回は怖い思いをしているはずですが、それでも海の中で過ごす時間はすべてを忘れさせる何かがあります。


ある居酒屋チェーンの社長は、一人で潜ることは禁止されているにもかかわらず、誰がなんと言っても聞かずにいつも一人で長時間潜っていました。きっと、危険と隣り合わせでも一人で海に潜らずにはいられない何かがあったのでしょう。


今考えてみると、当時私もあの社長のように、少し現実の世界から逃避したい気持ちがあって潜っていたような気がします。

その意味では、私にとってのダイビングの役割は終わったのだと、連休中に海を見ていて気が付きました。