2009年9月24日木曜日

さい帯血保管について







先日東京商工会議所の会合で、さい帯血保管についての話を聞いてきました。









さい帯とはへその緒のことです。赤ちゃんが生まれるときのへその緒からさい帯血を採取し、この血液に含まれる幹細胞(ステムセル)を保管する人が少しずつ増えてきているとのことです。



幹細胞は、血液、神経、筋肉、心臓や腎臓などの臓器の「素(もと)」になる細胞で、難治性血液疾患の治療に役立ち、再生医療への応用が期待されています。


赤ちゃんのさい帯血を保管しておくことにより、将来子供が白血病などの病気になったときに、骨髄移植ではなく、保管されていた自分の幹細胞を使って病気の治療ができるようになります。


さい帯血保管の話を聞いて、慢性骨髄白血病との長年にわたる戦いの末亡くなった知人のことを思いだしました。今生きていたら、どれほど活躍されていることでしょうか。


「自分は病気で死ぬのではない、寿命で死ぬのだ」と言っていた人の幹細胞が保管されていたならば、寿命も変わっていたかもしれません。


私たちの子供時代にさい帯血の重要性など考えた人はいなかったでしょうが、これからの子供に対して、さい帯血の保管は親が考える大切なことの一つになるでしょう。



民間企業での保管は、10年間で約22万、その後10年は約7万くらいとのことです。
若夫婦にとっては結構な負担なので、おじいちゃん、おばあちゃんが負担するケースが多いそうです。


さい帯血保管に興味のある方は、以下をご覧ください。

http://www.stemcell.co.jp/ent/index.html?gclid=CI2w36S8iZ0CFUUwpAodpz7v1Q