「希望学」という学問があるのですね。
"希望"という言葉はおよそ"学"という言葉とは結びつかないのですが、実際には大学で社会科学の研究として、「希望学」というプロジェクトが存在しています。
"希望"を個人の内面的問題ととらえるのではなく、社会の問題としてとらえる学問だそうです。
テレビで若い人が「生きている実感がない」と言っていましたが、生きている実感がない毎日なら、”希望”という言葉とは無縁なのでしょう。
”希望”を持つには「何かを求める心」あるいは「不足を感じる心」がなければならないはずですが、欲望が希薄な若者が増えているようです。
今の日本には希望がない、という人がいますが、希望とは最終的には個人の内面的な問題です。
"希望がない”と悩んでいるのなら、とにかく目の前のやらなければならない仕事を必死になってやってみると、何かが変わってくるはずです。
仕事がなければ、農業でも林業でも人を求めているところで必死で働くことです。
単純で継続が困難な打開策ですが、継続すれば道が見えてきます。
その間に誰でも挫折を経験し、乗り越え、そして希望が生まれてくるのです。