2010年3月10日水曜日
ピーク・オイル
先日友人と飲みに行き、のっけから「ピーク・オイル(peak of oil production)って知ってる?」と聞かれました。
知ってますか?
私は、友人に聞かれるまでこの言葉を知らなかったし、石油供給量の不足について真剣に考えたことはなかったです。
ところが、友人は、いずれ来る石油不足による社会混乱に備えて、すでに自給自足のできる生活に大きくかじを切り始めているのです!
話を聞いた後で考えたことは、まずは社会人として、ピーク・オイル論とは何かをザクッと把握しなければ、ということでした。
その結果をどう評価し、どう考えるかは人それぞれでしょう。
ピーク・オイル論は、米国のM. K. Hubbertが唱え、石油産出にはピークがあり、ピークが過ぎると加速度的に「減耗(depletion)」が始まり、人類の需要に見合う石油を供給できなくなる、という説です。
石油の問題は、「量」ではなく「質」、つまり石油の埋蔵量が足りなくなることではなく、石油を取り出すために必要なエネルギーが増大し石油の「質」が下がる、ということには納得です。
EPR(Energy Profit Ratio=出力エネルギー/入力エネルギー)が1以下では、エネルギー源としては意味をなさないということは、当たり前のことでした。
「石油のピークは2010年以前に訪れる」という説もあり、この説を信じている友人はすでにアクションを起こしているわけです。
以下のサイトに ピーク・オイルに関するリンクがはってあります。
http://www.globalpublicmedia.com/content/peak_oil (英語)
ピーク・オイルについては利害関係者が膨大で、情報を隠蔽しようとする人もいるでしょうし、反応は各個人によって大きく異なるはずです。
とりあえず、こういうことを教えてくれる友人に感謝し、もう少し調べてみましょう。