『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』を読んでみてください。おもしろいですよ。
写真からわかるように、最初見たときこの本はマンガかな、と思いました。
実際はそうではなく、身近な題材でドラッカーの言葉をわかりやすく実践に当てはめているという点で、画期的な本です。
ドラッカーの本を読んでいる人にも、ドラッカーって誰と思っている人にも向いている本です。
今、"How To"ものがたくさん出版されていますが、"How To"もいいけれど、原理を知らなければ本当の意味で役立たないので、私もちょうどドラッカーの『現代の経営』を読み直しているところです。
ドラッカーは、『現代の経営』を学生時代に読んで挫折したので、今回は覚悟を決めて読みました。
長年悩んで解決できないことが多いので、目からうろこの言葉もあり、今も読み返しているところです。
ドラッカーの言葉を実践に移すのは簡単ではありませんが、野球部の女子マネージャーを主人公にして実践させるなんて、著者の岩崎夏海さんはすごい発想をします。
著者の岩崎さんがドラッカーのことを意識したのは、オンラインゲームをやっているときだそうです。
オンラインゲームとドラッカーという組み合わせが想像外でしたが、オンラインゲームの参加メンバーの集まりを組織と考えると納得がいきます。
主人公のイメージがAKB48のメンバーの一人だそうで、私は「AKB48ってどう読むの」と若い社員に聞いてしまいました。
さっそくYoutubeでAKB48を見てみましたが、AKB48のメンバーもチームの一員としての悩みは色々とあるのでしょう。
それはさておき、本の最後がまた泣かせるのです。私は昼休みに読んでいて、ティッシュが必要になりました。これ以上書くとこれから読む人に悪いので書きませんが、お薦めの一冊です。