先日、戦国武将の石田三成について話を聞く機会がありました。
石田三成に関する一般的イメージは「才人で人望がない武将」というものだと思います。
ただし、歴史は勝者が書くものなので、そのままうのみにはできません。
よく知られている三成の島左近採用について。
まだ三成の石高が2万石のときに、どうしても島左近を雇いたいために1万石を与えて採用したという話です(この石高については4万石と2万石という説もあります)。
これは会社で考えると、収入の1/2を与えることを約束して人を採用したということです。
これだけの石高を与えて採用した島左近は最後まで素晴らしい働きをしたようです。
私も創業時だったら、どうしても採用したい人がいたら三成と同じことをしたかもしれません。一緒に三成の話を聞いていた人も、同じ事を言っていました。
ところが、今は組織として動いているので、バランスを考えれば三成のようなことはできませんが。。。
「人は城、人は石垣、人は堀...」という言葉があり、会社にとっては人がほぼすべてを決めます。
人を採用するときは、どこまで相手の資質を見抜き、どこまで覚悟して雇うか、ということを考えさせられる話でした。