2011年9月22日木曜日

『シナプスの笑い』





『シナプスの笑い』という雑誌をプレゼントされました。




てんかん、うつ病、統合失調症などの体験者が中心となって記事を書いている雑誌です。






出版社は鹿児島県の(株)ラグーナ出版で、精神科医師、精神保健福祉士らが集まって2008年に設立された会社です。


精神障がい体験者が約30名働いているとのことで、週数回、数時間働いている人や、勤務形態はさまざま。


内容は「統合失調症と就労 七転八倒 ―凜として生きる―」、「壁 ―てんかんをかかえながら―」、「私の幻聴対処法」などなど。


皆ペンネームで書いています。


中には才能がある人がいて、色川武大みたいになれるかな、なんて考えていました。


どの記事も、精神障がい体験者の孤独と苦しみがにじみ出て、読んでいて苦しくなります。


毎号この雑誌を読むのはつらいですが、一度は読んでみるべき雑誌です。


精神障がい体験者たちが社会の一員として働けるようにしたいと思うと同時に、現実に今自分ができることはあるのか、と自問しています。


重い課題です。