2010年7月30日金曜日

びっくりしました!

年々驚きが少なくなってきている気がしますが、これは年齢によるものでしょうか。


ところが、最近久しぶりにびっくりすることがありました。


先日、知人から「よろしければ弟のセミナーに参加してください」という趣旨のメールが入りました。


この弟とは、以前繰り返し読んだ『翻訳とは何か―職業としての翻訳』の著者で、あこがれの山岡洋一さんだったのです。



山岡洋一さんは有名な翻訳家で、最近出版された『ビジョナリカンパニー③ 衰退の五段階』 という本の訳者でもあります。


もちろんビジョナリカンパニーの①、②も山岡さんの訳です。



また、最近ミルやアダム・スミスの古典の新訳も行っています。


メールをくれた知人とは30年以上の付き合いで、年に一度は一緒に旅行している仲間です。


それなのに、弟さんがあこがれの山岡洋一さんとは。。。


山岡さんのメールマガジン「翻訳通信」はもう5~6年読み続けていて、8月28日(土)のセミナーについても参加したいと思っていました。


「人は出逢うべき人とは必ず出逢う。 しかも一瞬早からず、一瞬遅からず」という森真三の言葉にあるとおり、山岡さんとは出逢うべき間ではないのか、時期が来ていないのか、どちらなのでしょう。

2010年7月26日月曜日

グローバルな人材について



ここのところ楽天やユニクロのように、会社の公用語を英語にする日本の会社がでてきました。



グローバルなマーケットで戦わざるを得ない日本人にとって、英語の重要性が増しているのは肌身に感じています。


ただし、弊社のような翻訳会社では、日本語力が英語力と同じくらい大切で、日本語力についてはさらなる研鑽が必要です。


ところで最近、日本は国も国民も元気を失っています。そのため、社内が日本人だけでいいのかと考え始めているところです。


日本と比べて、中国やインドなど新興国の人たちのエネルギーは目を見張るほどです。


社内が日本人だけの構成よりもエネルギーあふれる他国の人と一緒に働くことによる新しい気づきと活力が欲しいのです。



KIでは、昨年度は初めて海外の売り上げの割合が国内の売り上げを上回りました。


今後は国籍に関係なく、能力のみに焦点を合わせて採用を考えていきましょう。


2010年7月16日金曜日

IT Japan 2010



日経BP主催のIT Japan 2010というセミナーが今日まで3日間開催されました。コンセプトは「ITと経営」です。


参加料は3日間で3,000円という格安。




ちょうど会社の情報システムの見直しをしているところで、「ITと経営」はどんぴしゃのテーマなので、参加してきました。


特に記憶に残ったのは、アクセンチュア社長の「B to Cのビジネスの視点をB to Bに取り入れるべき時代になっている」という言葉と、PwC社長が示した世界のCEOに対するアンケート調査結果でした。


この調査では、日本の経営者の自信喪失ぶりが如実に表れていています。


「業績回復のために今後12ヶ月にどのようなビジネスの再構築を行いますか?」という質問に対して、「わからない」と答えたか回答しなかったCEOは、グルーバルでは8%にすぎないのに、日本では34%。


これって、本当?とは思いましたが、日本企業の元気のなさを考えると本当なのでしょうね。


プレゼンを聞いた中では、マイクロソフトを含めて、外資系企業日本法人の社長の方が、日本企業の社長よりも国の元気のなさを憂えてる、という印象をもちました。


日本はまだ高い技術力でグローバルで勝負できるのですから、そのために必要なコミュニケーションの面でKIがお役に立てると思っています。



それにしても太陽がギラギラの夏が来ましたね。セミナーの休憩時間中に食べたかき氷のおいしさも記憶に残っています!

2010年7月12日月曜日

『日々名言名話在り』

経営者の会、「三略会」に入会して5年たち、様々な活動への参加回数は122回にのぼります。


古典の勉強会、ビジネスモデルの発表会、ゴルフコンペ、カラオケ、年末の紅白歌合戦等、私の日常のかなりの部分がこの会でまわっています。


三略会で色々な考え方を学び、私はすいぶんと生きやすくなりました。


今週、三略会の主宰が耳順(還暦)を迎えることになり、大勢でお祝いの会を開きます。






お祝いの会で、主宰が『日々名言名話在り』という本の私家版を三略会のメンバーに配りました。






365日、一日一言、書かれている内容は、約1/3が中国の古典から、1/3は主宰の言葉、残りは戦国武将の言葉であったり様々です。


三略会で一番学んだことは、何があっても淡々と受け止めて、がっかりしたり、舞い上がったり、油断したり、腰が引けたりしない、ということです。


三略会で、よき人生の師に巡り会えました。

2010年7月2日金曜日

定年と料理



自分も年を重ねて、仕事で出会った男性の仲間も定年で家庭に帰る(?)人が多くなってきました。





当たり前ですけど、昔からこの人は奥さんを大切にしているな、という印象の人の定年後は穏やかです。


定年まで奔放(?)な生活を送っていた人の話を聞くと、「恐妻家」になっている人もいますし、意外とうまくごまかしている人もいますが、大体は奥さんのご機嫌を取って暮らしているようです。


「どうして家の奥さんは、あんなに怖いんだろう」と言っている人がいますが、しょっちゅう「ぐず」と怒られているそうです。現役時代は「ぐず」という言葉とはおよそ無縁な人でした!


いずれにせよ、定年後の男性が穏やかに暮らすキーワードの一つは「料理」です。料理ができる人はそれだけで、家庭内での新しい地位が安定するようです。



一度だけ妻側の気持ちを聞いたことがあるのですが、「せめて自分の昼食は自分で作れるようになってほしい、せめて後片付けだけはやってほしい」と言っていました。


気持ちもわかりますが、今まで社会で戦ってきた人に突然料理を作れ、というのは酷な要求だと思ってしまいます。時間が必要です。


男性には、定年になってやっと肩の重荷がなくなったと思ったら、次に家事というチャレンジが待っているのですね。


時には自分の責任を忘れられたらと思うことがありますが、どこの世界も厳しいのです。