2011年5月27日金曜日

貧乏



先日、ある翻訳関係の会合で「貧乏」という言葉を久しぶりに聞きました。



翻訳の仕事は特にもうかる仕事とはいえず、貧しい業界と言われているのは確かです。



これは多分、翻訳はアマチュアとプロの境界線が引きにくい仕事であるため、市場規模のわりには参入者が多過ぎるのでしょう。


また、労働集約型の仕事で零細企業が多いのも、貧しいと言われる理由の一つかもしれません。


平成21年度の国税庁調査によると、サラリーマン男性の平均年収は約500万、女性は260万。


ビジネス ドキュメントの翻訳をしている個人翻訳者の年収は、上は1,000万以上、下は200万くらいでしょうか(私の推測)。


200万はきついですが、実力があればもっと稼げます。


翻訳を個人でやっている限り、力仕事の面があるので、収入には限界があります。


でも、好きな仕事を自宅でできて、幸せ度は結構高いかもしれません。


日本で、本当の意味の「貧乏」な人はどれくらいいるのでしょうか。


多くの日本人がこの言葉を使うときに甘えを感じるのは、私だけですか?