2013年度も無事終わり、すでに2014年度に入っています。
この喧騒のときに、ジュディ・ディンチ主演の映画を見に行きました。
アイルランドでの実話を基にしたものです。
主人公の名前はフィロミナ。
フィロミナは未婚の母になるためにカトリックの女子修道院に送られ、その後子供はアメリカに連れていかれてしまいました。
主婦となったフィロミナが、50年後に子供を探す旅に出るという映画です。
修道院のシスターたちは、フィロミナをふしだらな女性として最後まで赦しません。
そして、子供のことはわからないと嘘をつき続けたのです。
カトリックでは当時婚外婚で産まれた子供の人身売買が行われていたという説があります。
寄付という名目でお金は支払われたのでしょうが、今でも真実は闇の中です。
すべてがわかった後、フィロミナはシスターを「赦し」ました。
信仰は人をかたくなにもし、また優しくもしますが、信仰のあり方が問われる映画でした。