2016年12月29日木曜日

GNMTと翻訳業界




世界情勢も気になりますが、仕事上の今年最大のニュースはGoogleニューラル機械翻訳(GNMT)の登場です。





GNMTはビジネスにどんな影響を与えるのでしょうか。

翻訳という職業は消滅しませんが、一部の会社や人がこの業界から消えていくかもしれません。

翻訳業界全体の意識改革が求められていることは確かです。



翻訳業界はGNMTでAIの洗礼を受けていますが、この先AIの進化により、どれほどの職業がAIに代替されるのでしょうか。





そんな疑問に対する明快な意見が書かれている本があります。

井上智洋著『人工知能と経済の未来』。

井上氏はAIと経済学との関係を研究するパイオニアです。

20年後はどんな社会になっているのか、楽しみでもあり、想像を超える部分もあります。

まずは、2017年が翻訳業界にとって良い年となりますよう。

来年も引き続き宜しくお願いいたします。




2016年12月15日木曜日

映画『海賊とよばれた男』

久しぶりで映画を見たのが『海賊とよばれた男』。

これだけは見たかった。

出光佐造をモデルとした主人公がどのように苦難を乗り越えたかを映像でも確認をしたかったのです。






30代から90代までを見事に演じた主演の岡田准一は今一番好きな俳優。

監督は、「永遠の0」や「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズの山崎貴監督。

山崎監督はこの映画のシナリオも書き、VFX技術使用で知られている人だそうです。








主人公国岡鐡造の座右の銘は「士魂商才」。

日本の将来を見越し、窮地では無謀ともいえる起死回生策を講じた親分。

この親分振りを確認したかったのです。


2016年12月9日金曜日

翻訳塾


社内で第2回翻訳塾を開催しました。

今回は、memoQの使用法に関するセミナーでした。


参加者は、翻訳者+社員。


弊社はmemoQのパートナーで、mermoQ開発元KILGRAYのWebサイト上に弊社取締役の写真が掲載されています。



KILGRAYから講師をお招きし、使い方と機能を説明してもらいました。

memoQの主な特徴は「軽さと安さ」。

弊社で使っている便利な機能は、memoQサーバー上で、リアルタイムに質疑応答をしたり、用語統一ができる点。

特定のプロジェクトに関してのみですが、memoQライセンスをもっていない翻訳者も参加可能です。

KILGRAYの社員の方以外では、memoQの機能に惚れ込んだ社員が1名、当日講師を務めました。

これが、心配の種でした。

memoQに対する経験が浅いため懸念しましたが、人柄でカバーしたようです。

翻訳塾の準備には時間はかかりますが、ゆっくりとしたペースで有意義なセンミナーを開催していきたいと思っています。

2016年12月2日金曜日

JTF翻訳祭と社員教育

今年も日本翻訳連盟の翻訳祭が開催され、今回の参加翻訳者数は昨年の倍だそうです。

翻訳者の皆さんの熱気を感じ、長年JTFに関係していて、こういう翻訳祭は初めてでした。

弊社からも、出席希望者がいつもより多かった気がします。






参加した社員の義務は、朝礼で順番に最大3分で参加したセッションの内容と所感を述べてもらうこと。

同時に、在宅勤務、関西、香港の人たちとの情報共有のために社内SNSにも同じ情報をアップしなければなりません。










今日から朝礼での報告開始。

まずは「来たれ!訪日外国人観光客」というインバウンド多言語翻訳についてのセッションに参加した営業の報告。

インバウンド多言語翻訳独特の難しさとその理由について。

これから週4日、12月中は報告が続きます。

学んできたことを人前で話すことによって、頭が整理されます。

つまらなかった、という報告もありますが、何を期待していたかについては明確にしなければなりません。

翻訳祭を社員の勉強の場として活用しています。

2016年11月28日月曜日

情報セキュリティISOサーベイランス

今年もやってきました。





年も押し詰まってきた11月末に恒例の情報セキュリティISOの審査です。

今年で早5年目。







今回は、社員が自分の行動の情報セキュリ的意味を十分理解していないことが判明しました。

当たり前でした。

何をしてはいけない、何をすべきだ、という教育はしています。

ところが、情報セキュリティの根本的な考え方についての教育が不十分でした。

誰でも、「根拠」がわかっていないと、どこかでずれてきます。

毎回、ISOの審査で感じるのは、年一回の審査がなければ、一旦構築したシステムに穴があく、ということです。

担当者は大変ですが、来年も情報セキュリティの活動を地道に続けていきましょう。

2016年11月18日金曜日

BlueHairs―メンバーは全員若手社長

異業種交流会若手社長のバンド"BlueHairs"のライブに参加。

ボーカルは澄んだ声の女性歌手。

バンド名の由来は、一人のメンバーの髪の毛がブルーに染められているからです。

場所は、下北沢の「クラブQue」。



今回は複数のメジャーレーベルから視察に来るというので応援に。

YoutubeにアップしたBlueHairsの曲の合計再生回数は60万回!




今回は社員2人と一緒に行きました。

聴衆の中で私が最年長だったかな?

前回聞いたときから格段の進歩で、リーダーが仕事や練習でヨレヨレになっているのを見ていたのでホットしました。

12月21日にもライブがあり、メジャーレーベルからCDが出せるようになるかもしれない大事なイベント。

当然応援に行く予定です。

仕事も趣味も精一杯でワクワクと生きている仲間からは、年齢を超えて勇気をもらいます。

2016年11月11日金曜日

おすすめスポット「サンライズ九十九里」

「サンライズ九十九里」は、日本一はやっている国民宿舎だそうです。






九十九里浜が全室から望め、素晴らしい日の出が売り物です。








食事は会席プランかバイキング。

会席プランを選んでも、食堂には鉄板焼きや天ぷらの無料バイキングが用意されています。

中でも九十九里で取れたイワシの丸干しとみりん干しは絶品。

これで一泊2食付き14,000円前後。

ホテルに昔の九十九里の浜人の写真が何枚も展示してありました。





昭和40年ころまで九十九里は波が荒く港がなかったため、漁業を支えていたのが女性たちの過酷な労働でした。

海につかって浜からの船の出し入れを行う女衆。






そんなことも知らずに、私は呑気に九十九里の目刺を食べていたのですね。

豊かな食事とのんびりビールを飲む仲間との旅でしたが、歴史を知ると九十九里の海の景色も変ります。




2016年11月4日金曜日

翻訳関連ISO17100維持審査

翻訳関連のISO17100の審査が行われたのは2015年の12月末、認証取得は今年2月。

維持審査は10月末。

なんだか、認証取得から維持審査の間が短かかった。

初回の審査では、社内で直前に規格に合わない案件が見つかり、ドタバタ。

その結果、複数の指摘事項がでました。





今回は、社内での事前調整がスムーズに行われました。

その結果、審査における指摘事項もなく、無事終了。





情報セキュリティのISO27001の場合は、毎回何らかの課題があります。

この課題を解決していくことによって、情報セキュリティのレベルを少しずつあげてゆくことができるのです。

ISO17100認証取得会社はすでに20社を超えているとのこと。

どんなことにも完璧ということはないので、ISOの審査が社内プロセスの改善につながることを期待しています。

2016年10月28日金曜日

ぎっくり腰110番

比較的難易度の高いストレッチをやっていて背中がグッキといやな音。



次の日から、腰が痛くなり寝返りもできず。

さらに、背中の痛みも加わり、その後2週間、痛みに耐えるのが仕事となりました。

何をしても、痛みは取れず。

ついに、ぎっくり腰専門の先輩のところに。

1回の治療で劇的改善!

今では完治も視野に入るようになってきました。



ということで、腰の痛い方に「ぎっくり腰110番」をご紹介。

先生は根は優しいけれどこわもてで、治療はちょっと辛いときもあるが、これは我慢。

治ればいいでしょ。

http://www.gikkurigoshi110ban.com/

2016年10月21日金曜日

Gallery川村@神楽坂











家族が個人的に神楽坂に小さなギャラリーを開きました。

古希を前に勇気ある行為。













商品は「とっくり」、「お猪口」、「小皿」のみ。








バックにボブディランがながれ、好きな陶磁器に囲まれ、メールを読んでいる生活はなかなか気に入っているようです。

先日静かにオープンし、ある日のお客様は。

まず知り合いの飲み屋のご主人。

次はご近所の主婦3名。

「とっくりだけだから帰ったらお父ちゃんに知らせよう」と言って、すぐに出て行ったそうです。

今日、10人ちかくの学生時代の先輩が、店の見学を理由に神楽坂に集合します。

お店が仲間の集合場所となりそうです。

2016年10月14日金曜日

よい会社構想

数年前から、「幸せ軸の経営」という言葉を聞きますが、これは社員が幸せに働ける会社経営のことだと理解しています。

我が社も9年前に「よい会社構想」というものを長期ビジョンに掲げています。

今回、ブログにこのテーマを選んだのは、電通社員の過労死問題があったからです。





ところで、弊社の長期ビジョンは、「強い会社」になり、「面白い会社」になり、「やさしい会社」になることです。






「強い会社」とは、言うまでもなく売上計画達成、利益や品質、CS等が達成できなければなりません。

これは、永遠の課題です。

「面白い会社」とは信頼感をベースに、公平な人事制度、権限委譲、創意工夫、自己実現などができる会社のことです。

「やさしい会社」になるためのキーワードは、コンプライアンス、ボランティア、CSR等。

この「強い」、「面白い」、「やさしい」会社の三つの円が交わるところが「よい会社」と位置付けています。

この「よい会社」が実現すること、すなわち「幸せ軸の会社」実現となります。

それが、私のこれからの目標のすべてです。


2016年10月7日金曜日

がん哲学外来

がん患者年間100万人。

がんで亡くなる人年間37万人(1日当たりの新幹線乗客と同じ数)。

がん患者が増えていますが、順天堂病院に「がん哲学外来」があります。

2008年、樋野 興夫(ひの おきお)先生が始めたがん患者と家族のための「診察をしない外来」です。


「がん哲学外来」とは言葉の処方箋でがんの悩みを解決ではなく解消することを目指しています。

悩みを解消するとは、がんよりも没頭できるもの、打ち込めるものを探すことです。

それには、人生が自分に期待する身近な役割、使命に気づくこと。





さらに、樋野先生は患者や家族がお茶を飲みながら語り合える「メディカルカフェ」を全国に広げています。

高田塾という会で樋野先生の講演を聞き、哲学者のような病理学者がいることを知りました。

樋野先生は最近ブログを書き始めた小林麻央さんにについてコメントを求められたそうです。

麻央さんも自分の役割を果たし始めているのかもしれません。


2016年9月30日金曜日

神楽坂「龍朋」

神楽坂の「龍朋」は、この界隈では炒飯がおいしい中華屋さんで知られています。

今週、ここで歓送迎会を行いました。

「龍朋」ってごちゃごちゃしてて、宴会向きではない?

ところが、社員の1人がここの全メニュー制覇を目指している大ファンで、頼んで会場となったようです。

会費は4,500円で飲み放題。

メニューは、揚げた骨付き鶏ぶつ切りにんにくソースがけ、シュウマイ、春巻、ホワイトシチュー風煮込み、あんかけ焼きそば、炒飯。






熱々のシュウマイ。

おいしい!!!












ホワイトシチュー風。

裏メニューでしょう。







量もたっぷりで、持ち帰り用の容器までたくさん用意してくれました。

やはり、常連客にはやさしいですねー。

休暇の社員まで食べに来た、美味しくにぎやかな会でした。

2016年9月23日金曜日

世代交代

このところ祝日が多く、これで日本は大丈夫か、と心配になってしまいます。





そんな休日の一日、伊豆高原の地魚で知られている寿司屋を訪問。

「もくぎょ」って、「ちかめきんとき」って、と謎の魚が多数。

真ん中の列はすべて地魚です。




若かりし頃の大将はかなり斜に構えていました。

先日久しぶりで行ったら、見事に世代交代。

息子が板場を仕切り、親父さんはフロワーで雑用担当。

親父さんは、息子が忙しいと、スーット板場に出てきて魚をさばく。

息子に時間ができると、スーット板場から消えて、フロワーに登場。

店も改装され、息子はやはりちょっと斜に構えています。

おいしかったのは、ネギの小口切りにつけた小さめの鯵のさしみ、金目のあぶりのにぎりでした。

「任せる」と「助ける」をバランスよく、世代交代した親子でした。

2016年9月15日木曜日

採用面接

社員採用のために、今まで多くの面接をしてきました。






その結果、採用面接だけでは応募者の性格、もっといえば心の奥については、何もわからないというのが実感です。

当たり前の話ですが。。。





話は変りますが、先日ごく近い親戚が亡くなりました。

亡くなった直後から告別式まで、その人の家族と一緒にいて色々な話をしました。

何度も一緒に旅行をしながら、私は亡くなった人のことをほとんどわかっていませんでした。

それを考えると、たった1回の面接でわかることは限られています。

職種を問わず私が必ず確認することは、応募者の翻訳に対する考えです。

そして、私自身は体調管理をして面接に臨むこと。

良い人を採用するには、「君臣を択ぶのみに非ず、臣も亦君を択ぶ」です。


2016年9月9日金曜日

渋谷「玉久」

渋谷に「玉久」という、知る人ぞ知る魚料理の名店があります。

スタジオ109の隣にあり、客の平均年齢が高くおじさんの店。

この店に行き始めてからもう30年近くなります。

先日は、お世話になった方と「玉久」で食事。

食べたものは、







こちのポン酢添え。

この店の自慢です。










毛ガニ。

すごい量で、こんなおいしい毛ガニはめったにありません。

自分でカニの身を取らなくていいので助かります。





その他、めじまぐろのお刺身、あゆの塩焼き、しめじの土瓶蒸し、お茶漬けでした。

一緒に行った人はお酒が飲めないので、めじまぐろとカニを白いご飯で食べていました。

私は生ビールと焼酎。

こんな素晴らしい店はなかなかないので、大将にはいつまでも元気でいて欲しいものです。

2016年9月2日金曜日

明るい未来予測

めずらしく、「明るい未来」を予測する記事に出会いました。

世界では英国のEU離脱、テロ、難民と問題が山積みで、国内は財政悪化、人口減少等、これも暗い話題ばかり。

それでも日本には明るい未来があり、そのために必要な世界の未来も明るいというのです。




『日経ビジネス』によると、日本の未来が明るい理由は:

1. 裕福な老人が、技術革新もあり、大型消費を始める時期にきている。

2. 人口減をAIとロボットで補える。

3. 日本政府の借金のほとんどは円建てであり、日本に通貨発行権があり、株価の大暴落も起こらない。








同じく、世界が長期的には成長する理由は:

1. 温暖化でシベリアでの農業が発展し、ロシアが世界を救う。

2. アフリカが大消費地になる。

だそうです。

この記事に、2022年には円が65円まで上昇するという予測が出ていましたが、これは結構衝撃。

海外での制作拠点作りは、どちらにせよ急ぐべきですね。


2016年8月26日金曜日

翻訳品質の新しい評価方法







テクニカルコミュニケーター協会主催の「翻訳品質の新しい評価方法を考える」というパネルディスカッションに出席しました。

登壇者は、西野竜太郎氏、ライオンブリッジ稲垣美貴氏、日本翻訳連盟田中千鶴香氏、そしてコーディネーターとして弊社取締役森口。







最初は、西野氏からGarvinの品質五分類についての説明。

Garvinの品質五分類とは、ユーザーベース、価値ベース、プロダクトベース、生産ベース、超越的の五種類。

品質のほとんどがこのどれかに当てはまるというものです。

ユーザーベースとは品質は、ニーズ、要望、好みを満たしている度合いによって決まる、というものです。

数値化しにくいものばかりですね。

翻訳会社の考えは価値ベース(納期と価格で決まる)とプロダクトベース(計測可能な数値で決まる)。

クライアントは生産ベース(仕様への合致度で決まる)。

翻訳者は、超越的(職人技)で考える傾向にあるそうです。

立場によって評価基準が異なりますね。

その後、田中さんから翻訳品質評価方法に関する業界アンケートの紹介がありました。

ここでおもしろいのは、品質に関する定義では、「最終読者による評価の高さ」という項目を挙げた人がかなりいたということです。

ところが、エンドユーザーの満足度は数値で測り難いのが翻訳です。

弊社では、お客様の「好のみ」の部分を仕様に落としこむための努力を続けています。

翻訳品質の評価方法に関連してツールが開発されていたり、この分野も少しずつ前進しているという感触ですが、まだ「日暮れて道遠し」だと思っています。


2016年8月12日金曜日

KI翻訳塾@神楽坂





オフィスの増床をきっかけに、会社で翻訳塾を開催することになりました。

当面の目的は、弊社の仕事をしていただいている翻訳者の方への情報提供/トレーニング。




将来的に一般向けセミナーを開催できるようになるかは、今後の活動次第。

第一回の翻訳塾が先週開催されました。

一回目は、ある特定のお客様担当の翻訳者の方たち向け。

長年特定のお客様の翻訳をやっている翻訳者の方でも、部分的プロセスのみに携わり、全体像を把握できないことがあります。

そこで、今回は一部でお客様の翻訳の現状とトレドについて。

二部で品質管理の歴史と品質管理用語そして求められる品質について解説しました。

講師は社員。

プレゼンの後に多数の質問が出ました。

今後は、別のお客様担当の翻訳者の方や、翻訳ツール、機械翻訳、ポストエディット等、セミナーのトピックには事欠かないはずですので、定期的に翻訳塾開催を予定していきます。

地道な活動の結果として、会社と翻訳者とのコミニケーションの質の向上することを期待しています。


2016年8月5日金曜日

断食道場

伊豆高原にある石原結實医師経営のヒポクラティック サナトリウムという断食道場に6日間入所してきました。

1日のスケジュールは、朝8時:人参ジュース3杯(レモンは好み)と梅干&お茶、10時:具なし味噌汁、12時:朝と同じ、15時:生姜湯、17:45:朝と同じ










これで大体1,000Kcal/日。












数日で、頭が痛くなったり、お腹が痛くなったり、吐き気がしたりと反応が出る人もいます。

私は元気で、2日目ハイキング、3日目、4日目、5日目は3連続ゴルフ(この道場はゴルフ場の真ん中にある)。

5日目から娑婆に戻るために、重湯、お粥、正食ともどしていきます。

断食中に、身体の中に溜まっていたものがすべて出て、新たなエネルギーが湧いてきます。

たくさん食べると血液が胃に集まり、脳やその他の臓器への血流が悪くなり、細胞を傷つけるとのこと。

そういえば、食べ過ぎると眠くなり、脳の働きがにぶります。

ということで創業以来30年の垢を落とし、今後は1日1食を基本として頑張るつもりです。

2016年7月22日金曜日

第21回国際女性ビジネス会議

学生時代、女性学を少し勉強したことがあります。

会社設立後は、全エネルギーを仕事に注ぐことになり、女性の社会における活躍について考えることもなくなりました。

ところが数カ月前、国際女性ビジネス会議の主催者から会議開催のご案内をいただきました。






ふと昔を思い出し、会議への参加を決めました。

参加者は約1,000名、男性の参加者は約10%、登壇者は約60名の大会議でした。











女性の登壇者は錚々たるメンバーでした。

Googleグローバルディレクタター、インテル代表取締役社長、衆議院議員、国谷裕子さん他。






参加者のなかには大企業からまとまって参加している女性も多く、企業の女性活用問題に関する意識の高まりを感じました。

私の満足度は中。

理由は参加者の多くがメンターやロールモデルを求めているのに対して、私はそういうものを求める立場ではないからです。

それにしても、多くの女性の学歴の高さと家庭と仕事を両立している姿に、感動しました。

私の周囲の女性経営者は、独身か離婚している人がほとんどだったことを考えると隔世の感です。

今回あらためて自分の関心が、自社の女性活躍のための具体的な環境/制度整備にあることを再認識しました。

2016年7月15日金曜日

営業研修会

土曜一日を使い、恒例の営業研修会を行いました。

今年の研修会には、香港、関西からも参加者あり、パートナー会社の説明あり、と盛り上がりました。



香港の上司が、東京での部下のプレゼンを見守っています。

SWOT分析、機械翻訳、Web制作、新サービスの説明などがあり、最後はロールプレイで締め。





ロールプレイでは、ベテランはお客様役の上司のつっこみをうまくさばき、さすがです。




夜は、食べ放題、飲み放題の中華料理で懇親会。

孟スピードで注文して、あっという間に胃に消えるので、空のお皿しか写真を撮れませんでした。

飲み放題の部の横綱は、新人営業でマッコリを10杯近く飲んだでしょうか。

最後はちょっとヘラヘラしていましたが、その後も二次会でまた飲んだとのこと。



それにしても、営業には様々なスタイルが有ります。

営業経験豊かなマネージャの下、コツコツ型、既存顧客の深堀型、技術知識装備型他、十人十色。

皆さん、ご苦労さまでした。

2016年7月8日金曜日

朝どれ野菜

暑くなり、野菜も太陽を浴びておいしそうになってきました。

そこで、埼玉県の道の駅「アグリパークゆめすぎと」に野菜の買い出しに。

野菜はどれも安くて都内の半額以下、ただし、高速代とガソリン代はこの際無視。

この野菜と卵を使って夕食を作りました。








まずは枝豆でビール。







メインは豚肩ロースの煮豚+煮卵で、豚肉は近所で購入。






青唐辛子、なまり、なすを醤油で煮たものにみょうがをかけた東北料理、なすいり。

いなか料理は素材が勝負。











冷やした薄味の出汁につけたつまみ菜。

鮮やかなグリーンのつまみ菜をさっぱりと。







朝どれの野菜は一味違い、身体がきれいになった気がしました。

2016年7月1日金曜日

芸人コロッケ

ある会で、「明治座でコロッケを楽しもう」というプログラムを企画しました。

その主旨は、日頃忙しいメンバーに大いに笑ってもらおうというもの。

芝居とモノマネの二部構成。






コロッケのモノマネは、すごい!

岩崎ひろみのモノマネでは、彼女の格好と歩き方で舞台を横切っただけ。

それなのに爆笑の渦でした。

共演した若手モノマネ芸人青木隆治の美空ひばりの「愛燦々」は衣装を含めなかなかでした。







コロッケの年収は4億円だそうで、天才コロッケならでは。

30年以上の研鑽を感じる舞台で、どの道でも長年継続して精進すると一流になる、という見本のようでした。

コロッケも色々と考えているのでしょう、真面目に1曲、さだまさしの「いのちの理由」を歌ってびっくり。

それにしても、笑うっていいですね。

大好評の企画でした。


2016年6月24日金曜日

MTと翻訳業界

先日ウォールストリートジャーナル(WSJ)が「10年以内に言語の壁がなくなっていく」と予測したとのこと。

もちろんMT(機械翻訳)によって。

この記事の内容は現実的でしょうか。





先週AAMT(アジア太平洋機械翻訳協会)の総会/講演会がありました。

ここで、MTの研究に関してある会社が表彰されました。






この会社のプレゼンを聞いて、近い将来MTにより翻訳業界は劇的に変わることを再確認しましたが、どこまで変るのかの確信はもてませんでした。

ちょうどCommon Sense Advisoryの『MT is Changing the Industry, Just Not in the Way Mainstream Media Thinks It Will』という記事が配信されてきました。

この記事の要旨は、

MTは3年以内に業界の主流となるが、データの爆発的増加により翻訳の需要は増え続ける。

翻訳者の供給が需要に追い付かないため、MTにかけたファイルのポストエディットの需要が大きく伸びる。

これにより、短納期、大量翻訳のニーズを満たすことになる、というものです。

要するに、WSJの予告は現実的ではない、ということです。

CSAの記事の方が、翻訳業界の現実に近い気がします。

ただし、WSJの記事を読んでいないのと、記事の根拠がわからないので、断定はできません。

いずれにせよ、技術の進歩から目を離すなということです。


2016年6月17日金曜日

元気でよかったネ

先日1年半ぶりに立花岳志君が、増床したオフィスを見に来てくれました。







昔から立花君を知っている社員、取締役、私と総勢6名で飲みました。

会社をやめてから5年、よく頑張ってきたというのが私の気持ちです。





一人に、「社長は立花さんのことをずーと同じだと思って話してません」と言われました。

私の答えは「もちろんそう思っているわよ。17年間一緒に働いたんだもん、立花君の基本がわかっているから、その上に何が乗っても私にとっては同じよ」でした。

今いくつかの職種で社員をを募集していて、面接を重ねています。

そんな中である応募者の質問が「御社が自慢できるものを教えてください」でした。

そこで私と一人の取締役の答えは「社員」、もう一人の取締役の答えは「品質」でした。

その答えどおり、元社員にも自慢できる人がいます。

社員が自分の生きたい道に向かって会社をやめることを止めようとも思いませんし、できれば応援したいと思っています。

とは言っても、理想はこの会社で社員が幸せに働き続けられることです。

立花君は7冊目(多分)の本の出版の準備を始めているので、次は本が出版されたらまた会うことになっています。

それまで、互いに精進していかなければなりません。

元気でよかったネ、私は翌日二日酔い。


2016年6月10日金曜日

究極のリーダーシップセミナー





大久保寛司氏の「究極のリーダーシップセミナー」に参加しました。

大久保氏はIBM出身で、「人と経営研究所」所長。





トヨタ社長をはじめ関係者が「伊那もうで」をするといわれています。

この「伊那もうで」とは、「年輪経営」で知られる伊那食品社長の経営を学ぶため。

伊那食品社長のコーチ的存在が大久保寛司氏です。

以下は、セミナーで心に残った言葉(括弧の中は私の感想)。

1. よい会社とは、働いている社員が幸せであり続けることができる会社。(と思っています)

2. 人は言った通りには動かない。(たしかに(泣))

3. 会社の雰囲気と業績は一致する。(身をもって体験)

4. 人を育てることはできない、人が育つ環境と状況を作る。(我社のPhilosophy第5条はこの意味)

5. 「なんでそんなことをするの」という質問は無意味、相手方にはそうする理由がそれなりにあり、人は理解された時にしか変わらない。(わかってはいるけど、なぜと聞きたくなるのを我慢できなこともある、反省)

6. 正しい事を言っても人の心には届かない、理解しなければ届かない。(つらいが事実)

7. 言葉の奥にある心をみる。(経験を経てのみ可能)


8. 指を自分に。(今回のセミナーで一番心に残った言葉)

9. 上司が我慢した分、部下が育つ。(やっぱり忍耐)

これを実行できれば利益は後からついてくる、という程甘くはないでしょう。

ただし、人がついてこなければ会社は存続できません。



2016年6月3日金曜日

料理人に好かれる人

先日美味しいもの好きな仲間と、懸案となっていたランチに。


場所は青山のレストラン。

この仲間の特技は、2~3回行ったレストランのシェフ、そしてフロワーの人とお友達になれること。

この青山のレストランでも、その力を遺憾なく発揮しました。





シェフが挨拶に来て、試作中の料理まで出してくれました。

料理の世界で顔が広いのは知っていましたが、シェフだけではなくフロアーの人まで名前と顔が一致しています。




人と一度会うと必ず名前と顔をおぼえて、絶対忘れないそうです。

田中角栄みたい。

子供の頃、お母さんが苦労して子供だちに食べさせてくれたので、食べ物は残せないとのこと。

食事が終わり、何度も顔を出してくれたシェフが若いシェフを連れて、外まで見送りに来てくれました。

この仲間は「人たらし」というのではありませんが、料理人が寄ってくる何かをもっているのでしょう。

レストランに行くと必ずシェフが寄ってくる、という人についての記事を読んだことがあります。

身近にそういう人がいたのです。

特別なランチでした。

2016年5月27日金曜日

制作メンバーへの感謝の夕べ ― 営業主催

毎年、4月と10月、営業にインセンティブが支給されます。

インセンティブが支給されたら、営業が制作メンバーを食事に招待するのが恒例になっています。

お客様が満足し、リピートしてくださる製品を納められるのは、制作メンバーのお陰です。




今回は夜に開催されました。

営業新人の歓迎会も兼ねていたので、私も参加。

制作メンバーは無料、マネージャー以上は有料です。

営業は全員参加。






お客様のオフィスに駐在している社員2名も参加。

気になるのは、この会に参加する制作メンバーの顔ぶれが大体決まっていること。
何か工夫する必要があるようです。

6月からはオフィスが広くなるので、会議室でランチというのもありです。

会の主旨は意義があるので、営業と制作の更なる交流の場となるようサポートしていきたいと思っています。


2016年5月19日木曜日

歌舞伎 團菊祭

歌舞伎座へ。


5月恒例の團菊祭。

市川海老蔵、尾上菊之助が中心の若さあふれる舞台でした。

あの素敵だった菊五郎も、私にとっては「鬼平」の中村吉右衛門も、今やおじいちゃん。

夜の部で、菊五郎と吉右衛門の孫、菊之助の子供の寺嶋和史君が初舞台。







菊之助に抱かれて出てきた和史君は泣きべそ。

ご挨拶もできずでしたが2歳半では無理もありません。

最後は少し慣れて、客席に向かってバイバイができました。




歌舞伎役者の子供はこうやって、舞台に慣れていくのですね。

開演が16:30、終演まで実に4時間半。

熱狂的な歌舞伎ファンというわけではないので、私にはちょっと長過ぎました。

それでも、日本の古典芸能に触れた貴重な時間でした。

2016年5月13日金曜日

『嫌われる勇気』

以前から、アルフレッド アドラーの「アドラー心理学」について知りたいと漠然と思っていました。




そこで連休中に、『嫌われる勇気』と『幸せになる勇気』を読んでみました。

中には納得できない、理解できない考え方もあります。

それでも、いくつかの考え方に共鳴したので、そのうち2つを紹介します。





「課題の分離」と「人生のいま」に対する考え方です。

まず、「課題の分離」とは、人の課題と自分の課題を分離し、他者の課題に踏み込まない、という考え方。

自分にできることは「信じる最善の道を選ぶ」ことで、その結果についての他者の評価は他者の課題であって、自分の課題ではない。

この考え方ができると、人は自由になり、樂になるかもしれません。

次に「人生とは連続する刹那であり、過去も未来も存在しない」という考え方。

つまり、過去や未来は、「いま、ここ」にはなんの関係もない、という考え方。

ここまで徹底できる自信はありませんが、基本的にこの考え方は理解できます。

私にはアドラー心理学について書く資格はないのですが、少なくとも『嫌われる勇気』は手に取る価値のある本だと思います。

「新しい世界」が広がるかもしれませんし、「なんだこれは」と思うかもしれません。

どちらにしても、こういう考え方があるということを知ることは、「いま、ここ」ではなくともいつか役立ちそうです。


2016年4月27日水曜日

同期会

久しぶりで大学のスキークラブの仲間と同期会。

集まったのは、出会ってから50年もたつ仲間13名。

すでに、大切な同期2名が亡くなっています。

皆と集まるたびに、今はいない仲間が参加できたらどんなにに楽しいだろう、と心の中でつぶやきます。



女性の仲間が画いてくれた大学カラーの旗

KSAとはスキークラブの名前で、45は卒業年

皆が迷わないようにと店の前に置いてくれた心やさしき友




今回感じたこと。

1. 企業戦士型の仲間は、激務の影響が出ている。

2. 定年でやめた人は、ある程度余裕ある人生をうまく生きている。

3. 自分の会社や店をやっている人は背筋がピッシっとしているが、身体にがたはきている。

いずれにしても、皆それなりに年相応です。

来年も同時期に同じ場所で同期会を開くことが決まりました。

来年も元気で皆に会えることを願って、森山良子の「今日の日はさようなら」を歌ってお開きとなりました。


2016年4月22日金曜日

「花子」

恒例のOMM(オフサイト マネジメント ミーティング)が開催されました。

社外の貸し会議室で1日かけ、前年度のレビューと新年度の重点目標を決定するのも例年どおり。

この会議は年々充実してきて、終わった後の気分も年々向上。

OMMの後は、最近気に入っている飯田橋広島お好み焼き「花子」へ。

説明を追加



「花子」はミシュランのビブグルマンに掲載されている店です。

3回目でしたが、何を食べてもおいしい。

広島菜、タコの天ぷら、カキの燻製、モヤシとチャーシュー、ニラ餃子、お好み焼き数種類.....







7人でめちゃくちゃ食べました。

最後に、写真を撮り忘れたことに気づき、スペシャルなお好み焼きを写真用に注文(上の写真)。

写真を撮ったら、お好み焼きはあっという間に誰かの胃に消えました。

もしかしたら、お好み焼きをあと1人1枚ぐらいは食べられたのかもしれません。

いつも同じ感想ですが、働いた後の食事はおいしく、楽しい。


2016年4月15日金曜日

内館牧子『終わった人』

定年小説といわれるものは数多く出版されていますが、私も何冊か読みました。






中でも、『終わった人』に考えさせられることが多かったので紹介します。

主人公は、定年後趣味に生きられずにまだ仕事のしたい高学歴の63歳の男性。

定年後のサラリーマンは、それなりに自分の生活を淡々と受け入れている人と、抵抗しているように見える人がいます。








この本では、「まだ成仏していない」という表現が使われていて、「会社人生に思い残すことはない」という感覚を持てない人のことです。

そして、ソフトランディングできない人。

主人公は成仏せず、ソフトランディグできずに小さな会社の社長を引き受け、会社を倒産させ、多額の借金を背負って「終わった人」に逆戻り。

最後は自分を建て直しに故郷に帰ります。

一般的に60代はじめで定年になり、やりきった感を持てる人がどれくらいいるでしょうか。

平均寿命が延びて、余生が長すぎるのでしょう。

「思い出と戦っても勝てない」という言葉は納得です。


2016年4月8日金曜日

ジャズライブ

先日大学の先輩がジャズのライブスポットを借り切って、ライブをやりました。

昔からバンドを組んでいた先輩ですが、まさか今ジャズのライブとは。

ライブスポットは収容人数約30名。

聴衆の99%は身内と大学の友人、後輩で、歌を聞きながらハラハラしている暖かい聴衆でした。







バックのピアノ、ベース、ドラムは全員プロで安心でした。

花を添えたのはプロのジャズシンガー

歌った歌は、Nearest view、Smile等10曲以上。







最後に後輩5人から、お祝いの気持ちをこめて甘いもの好きの先輩に「花よりスイーツ」を差し上げました。

その後、ホテルで会食。

我々後輩はジュニア料金。

団塊の世代なのにジュニアって呼ばれてしまいました。

年齢って相対的なものなのでした。

2016年4月1日金曜日

創業30周年記念の年

昨日2015年度が終わり、今日から2016年度の始まりです。

2016年度は第2次中期事業計画最後の年であると同時に、創業30周年の年でもあります。




まず2016年4月に創業30周年記念として記念冊子を発行します。

この冊子には弊社の沿革、お客様からのメッセージ、品質管理の歴史、そして未来のビジョンを記載し、関係者の皆さまにお送りします。

2015年度は高い目標をかかげました。

結果は、社員全員がとても頑張ったといえます。






2016年度は5年間取り組んできた「よい会社構想」のさらなる実現を目指します。

「よい会社」とは、「強く」、「おもしろく」、「やさしい」会社と定義しています。


30周年記念の年は、この構想を実現するため前に進んでいく年です。

ところで、社内規則で勤続10年目の社員は5日間のリフレッシュ休暇を取ることができます。

私も30年働いてきたので、今年はリフレッシュ休暇を取りたいと思っています。

休暇を取ってもリ・フレッシュするには遅すぎないといいのですが。。。